こんにちは!SIEGEです!
先日『ウクライナのマイニング施設が摘発された』という記事を書かせて頂きましたが…
ウクライナにて大規模暗号通貨マイニング施設が摘発!驚くべきそのマイニング設備とは!?【PS4でイーサリウム採掘!?】実は、これが誤報だった、ということが判明致しました…。
大変申し訳有りませんでした…。
その実態は、実はとあるゲームの※RMT用のアカウントをbotを使用して、大量生産する為に作られた工場だった、ということなのです。
※Real Money Tradeの略称。ゲーム用のアカウントやゲーム内通貨を、現実のお金を用いてユーザー間で取引すること。メーカーがゲーム内で認めている方法以外では基本的には規約違反行為であり、法律で罰せられることもある。
詳しくは⬇からどうぞ!
目次
大型マイニング工場、その実態は、FIFA21のアカウント工場だった!?
まず、報道資料にある以下の写真をご覧下さい。
この写真の左側に写っているPS4から、ゲーム用のディスクが飛び出ているのが分かりますか?
このディスクをじっとよく見ると……。
FIFA21のディスクまんまなのです!
このことから、
この工場はFIFA21のアカウントを仮想コントローラー等を用いて一度に大量に稼働させ、ゲーム内通貨を稼ぎまくりアカウントを量産、そしてインターネット上の売買サイトにて現実のお金で売買し利益を得ていた。
という事実が出てきたのです。
FIFAの少し詳しい説明
ここでFIFAの課金形態について、少し説明させて頂きます。
FIFAには、伝統的にFUT (FIFA Ultimate Team) というモードがあります。
このモードは、課金をすることで得られるFIFAポイント、そしてゲームを遊ぶと手に入るFUTコインというものを用い、選手がランダムに排出されるパックを購入、もしくは移籍市場にて選手を個人間で取引することにより自身の所有するフットボールチームを強化、実在する選手を混同させたドリームチームを作ることが可能になっています。
しかし、このパックから強さがGold84以上(いわゆる最高位レア)の選手が出る確率はわずか4.2%。勿論特定の選手を狙って出そうとすると、更に確率は低くなっていきます。
日本のソシャゲのガチャみたいですね😅
オマケにゲーム内通貨のFUTコインはかなり溜まりにくく、移籍市場にて選手を取引するにも、パックからキャラを引くにも、かなりの量のFUTコインを要求される為、ガチャを手っ取り早く引けるFIFAポイントへの課金圧はそれなりに強いものになってしまっています。
しかも、FIFAの発売はおおよそ一年ペースで、かつ前作からの引き継ぎのシステムも無いため、新作が出る度にイチから選手を集め直さなければならず、それが強い課金圧へさらなる拍車を掛けているようです。
その様なゲーム形態が、上に書いたようなRMT稼業の成立に繋がっているわけですね。
ゲーム内通貨を荒稼ぎ!そして出荷!
流れとしてはこうです。
前回の記事にて、PS4の他にも大量のグラフィックボードやPC等が押収されていたのは記述した通りですが、それはこの凄まじい量のPS4を同時に操作する為のスペックを確保する為だったようですね。
ある意味、これもマイニングと言えるのかもしれませんねw
終わりに
いかがでしたか?
前回の記事は結果誤報となってしまい、申し訳有りませんでした!
これからも皆様が楽しめる記事を書けるよう頑張りますので、どうか宜しくお願い致します!
海外ではキャラガチャ、あちらで言うところのルートボックスへの風当たりが強く、発売元のEAはゲームをフルプライスで販売した上にそのゲーム内で更にガチャを実装することなど日常茶飯事なので、この企業がゲーマーから嫌われる一因となっております。
ちなみに過去には、EAは『全米最悪の企業』に2年連続で選ばれたといういわく付きな会社だったりします。
情報参照元 Eurogamer:Ukraine warehouse packed with thousands of PS4s was actually a FIFA Ultimate Team bot farm